2019年 〜 不惑 〜



2019年7月10日 半年遅れで、新年のごあいあさつ


もう初夏、たいへんいまさらですが、2019年あけましておめでとうございます。
僕にとってこのホームページはウェブ上の実家みたいな感覚で、ほぼ固定化しています。
リアルタイムな情報はインスタグラムやTwitter、Facebookで更新しておりますので、生の情報はぜひそちらをチェックください。

とはいえ、一年ぶりのせっかくの日記更新。読む人がいるかもわからないこの場所だから、SNSでは書かない心境でも書いてみたいと思います。

実家といえば、もう長野を出て20年以上。最近は実家に帰っても、家族や友人に絵の活動を報告することも少なくなりました。
今僕を取り巻く生活と、故郷で暮らす家族や友人の営みと、どちらが良し悪しでなく、ただただ大きく離れてしまったような心持ちです。
思い出話も好きではないから、故郷の友人と今現在の話をしてみるけど、本当は未来の話をしたい、けど、そこにこそお互いの共通項が見出せないものです。



今は仕事がフリーランスになったことで、自分で選択できることが格段に増えました。勤め人の頃は安定と共に不自由がありましたが、今は保証がない替わりに自由があります。
綺麗事でなく、人生が自分次第なのだという意味がよくわかりました。
そんな変化の中で、僕を取り巻く人間関係も綺麗さっぱり入れ替わりました。自分の選択ひとつで、数年前に一番関わっていた人達がまったく会うことのない人になり、それまで会わなかった人たちが今の僕の生活をカタチ作ることになりました。そうして出会った人達とは、一緒に未来の話ができます。


いまこの文章を読んでくれてる人とは、どんな話ができるんだろう。
僕は今年2回個展をやりました。それぞれに課題があって、うまくいったことと、そうでもなかったことがありました。
もっといい展示ができたらいいし、そういうのを考えるのはとても楽しいです。ぜひいつか会場にきてください。





それでは本年もよろしくお願いいたします!






2019年7月23日 「倉本美津留のえりすぐり これやん」に作品を掲載いただいています。



(写真 Yoshika Horita)

放送作家、倉本美津留さんが手がけるWEBサイト「倉本美津留のえりすぐり これやん」に作品を掲載いただいています。2週間ごとに更新、全4作品を掲載いただく予定です。
倉本さんとの対談、作品コメントもお楽しみください。応募形式で、ご購入もいただけます。

今回のご縁の発端は、今年4月に渋谷で開いた個展会場。たまたま事務所が近所だったと来場されたのが倉本さんでした。
倉本さんは特に歴代のダウンタウンさんの番組で有名な方。私世代の思春期のクリエイティブな感性に大きく影響を与えた一人。こうして大人になり、一作家としてお話ができたことも感慨深かったです。

ちなみに、テキストは音楽系で活躍されるライターの伊藤大輔さん。アーティスト写真の撮影は国内外の引くくらい大物ミュージシャンを撮られている、ほりたよしかさん。
なかなか陽の当たらない美術業界ですが、その外側の視点から作家を紹介したいという想いがあるそうです。

私も美術の枠組みの中だけに作家や作品が閉塞していくことにずっと危機感があって、とても有り難く感じています。そしてせっかくいただいた好機、絵描き自身こそ頑張らねばと思っています。
→「これやん」作家ページ





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