酒井崇ボールペン画展2010
しさだとかヒューモアだとか

会期:2010年31日 (月)〜6日(土) 11:00〜19:00(金曜21時・最終日17時まで)
会場GALLERY b.TOKYO(京橋) 

  



「展覧会に向けて」


普遍的な美を想えば目先のことなんて馬鹿らしく感じますし、
目の前のことを大事にすれば、普遍性なんてどうでもよくなってきます。


でも、どちらかを大切にすることは
もう一方を否定する根拠にはなりません。

美の崇高さを求めることと、
日常を愛すること、
この背反する二つと常に共にあること

ひとつを振りかざしてひとつを切り捨てた瞬間、
作品から何か大事な魔力のようなものが消える気がします。


ずっと昔に死んでしまった等伯の絵にも、若冲の絵にも
この魔力は今なお宿っていて、共感し響きあうことができます。

僕なんかが彼らを引き合いに出すのはおこがましいことですが、
それでも理想だけは一丁前なつもりです。
いつかそんな絵が描けたらなあ、と日々思っているのです。


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※展示は無事終了いたしました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。


◆展示の様子、感想はこ ちら