酒井崇ボールペン画展2010
“美しさだとかヒューモアだとか”
会期:2010年3月1日
(月)〜6日(土) 11:00〜19:00(金曜21時・最終日17時まで)
会場:GALLERY
b.TOKYO(京橋)
「展覧会に向けて」
普遍的な美を想えば目先のことなんて馬鹿らしく感じますし、
目の前のことを大事にすれば、普遍性なんてどうでもよくなってきます。
でも、どちらかを大切にすることは
もう一方を否定する根拠にはなりません。
美の崇高さを求めることと、
日常を愛すること、
この背反する二つと常に共にあること
ひとつを振りかざしてひとつを切り捨てた瞬間、
作品から何か大事な魔力のようなものが消える気がします。
ずっと昔に死んでしまった等伯の絵にも、若冲の絵にも
この魔力は今なお宿っていて、共感し響きあうことができます。
僕なんかが彼らを引き合いに出すのはおこがましいことですが、
それでも理想だけは一丁前なつもりです。
いつかそんな絵が描けたらなあ、と日々思っているのです。
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※展示は無事終了いたしました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
◆展示の様子、感想はこ
ちら